住民はオランダ語(フラマン語)を話すフラマン人が58%、フランス語、ワロン語を話すワロン人が31%、その他混血などが11%である。特に首都ブリュッセルは中東系を中心とした移民が多く、近年ではアラブ系の「モハメッド」がブリュッセルで生まれる男子でもっとも多く名付けられる名前となっている。
言語はオランダ語(フラマン語)、フランス語、ドイツ語が公用語。具体的にはフランデレン地域ではオランダ語が、ワロン地域では東部の一部地域を除きフランス語が公用語であり、首都ブリュッセルではオランダ語、フランス語が共に公用語とされる。連邦レベルではオランダ語、フランス語が対等の立場にあり、必ず併記される。ワロン地域東部のドイツ国境付近(Eupen付近)ではドイツ語が地域の公用語として認められている。ただしそれぞれの話者の割合は均等でなく、オランダ語が60%程度、フランス語が40%程度、ドイツ語が1%未満である。なお首都ブリュッセルはオランダ語の使われるフランデレン地域に囲まれているが、フランス語話者が8割以上を占めている。
宗教はローマ・カトリックが75%、プロテスタントが25%である。
穏やかな国民性だが、フランデレン地域の人々とワロン地域の人々の間には「言語戦争」とまで呼ばれる対立関係が存在する。近年は解消されつつあるが、まだ決して良好とは言えない。2006年12月13日、ベルギーの公共放送RTBFが「フラマン地域が独立を宣言して国王アルベール2世がコンゴ民主共和国(旧ベルギー植民地)に亡命した」という架空ニュースを流した(後に、議論を喚起する目的があったと説明された)ところ、一時国内が大混乱に陥り、地域間の溝の存在を露呈する結果となった。2つの地域の教育面での質の違いがあり、フランデレン地域の方が質の高い教育を行い、学力の差がある。